1948-12-04 第4回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
又金融機関の蓄積資金も企業の要求する厖大且つ長期の資金を円滑に供給する余力を十分に持たないのが現状でありまして、これらもろもろの原因が加重して企業の復金依存の傾向を減少せしめないものと考えられるのであります。
又金融機関の蓄積資金も企業の要求する厖大且つ長期の資金を円滑に供給する余力を十分に持たないのが現状でありまして、これらもろもろの原因が加重して企業の復金依存の傾向を減少せしめないものと考えられるのであります。
また金融機関の蓄積資金も、企業の要求する厖大かつ長期の資金が円滑に供給する余力を十分に持たないのが現状でありまして、これらもろもろの原因が加重して、企業の復金依存の傾向を減少せしめないむのと考えられるのであります。
その金融活動は遺憾ながら円滑を欠くところがあつたのでございまして、勢い復金依存の傾向が顯著に現われて來たものと存ずるのでございます。まあかくのごとく復金依存の傾向は速かに是正を要するところでございまして、政府といたしましては他の施策と相俟ち、復金融資の対象を極力限られた範囲に限定いたしまして、努めて市中金融機関を活用することを希望いたしておるわけでございます。
他方これら資金の供給面より見まするに、再建途上の経済界の不安定期にありましまては、各企業の採算状況あるいは將來の見透し等よりいたしまして、自己資本の調達は必ずしも良好とは申しがたく、かつ金融機関の蓄積資金も預金の減少、信用取引の萎縮等によりまして十分ではなく、その金融活動は遺憾ながら円滑を欠くところがあつたのでありまして、いきおい復金依存の傾向が顯著に現われてきたものと存ずるものであります。
今後更に一般産業資金につきましても、努めて市中金融機關の活用を圖りますと共に、復金依存の傾向を是正して參りたいと考えておる次第でございます。今般提出いたしました本法律案は、以上の諸事情を十分考えまして、差當り來年度第一四半期末までに必要といたしまする資金の最少限度を見込みまして資本今の増額を實行いたさんとするものでございます。
復興金融金庫を設立いたしました趣旨は、経済の復興に必要な資金であつて、かつ一般の金融機関が融資することの困難な資金のみを供給することにあつたのでありますが、再建途上におきまする惡條件によりまして、経済界の復金依存の傾向は逐次顯著となり、加うるに昨年六月以降公團資金をも一手に賄うことと相なりましたために、貸出残高は急激に増加いたしまして、これが通貨面に対する影響が、強く指摘せられるに至つたのでございます
併しながら全般として確かに御指摘のように復金依存の傾向が極端に行きますると、非常にインフレに対して恐ろしい惡い要因になる虞が多分にあるので、私といたしましてはこの委員会においても申上げたように極力機構を強化して回收に努めるように努力したいと思つておる次第であります。
復興金融金庫につきましては、從來同金庫によります資金供給額が、一般金融機關の資金供給額と、おおむね同額程度であり、いわゆる復金依存の傾向が非常に強くて、しかもこの復金債の大部分が御承知のように日銀引受となつておりまして、通貨増發の一因をなしておつたのであります。